MIYAMA’s STORY
- ロハス長浜 -

野村さん / 前川和彦&加奈子さんご夫妻

余呉で古くから作られている特産品を商品化へ

最近では、イベントの開催や施設運営だけではなく、山の恵みを利用した商品開発も行っているウッディパル余呉。

その代表商品が余呉産のエゴマを使った「えごまオイル」と、余呉産コシヒカリを使った「お米ドレッシング」。
そして、焼畑で作った「山かぶドレッシング」です。

余呉で昔からずっと作られていた食材を生かし見直して、新しい味わいを生み出した商品ということでこのあたりのお話は、野村さん(敬称確認)にお伺いしました。


「余呉では古くから作られていたシソ科の作物のえごまはとても体にいいんですよ!

えごまは体内では作ることのできない必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸(αーリノレン酸とオメガ6脂肪酸(リノレン酸)をバランスよく摂取することできる代表的な油。

女性に必須の成分、「オメガ3脂肪酸」も多く含んでおり、えごまオイル小さじ1で約2gのオメガ3脂肪酸を摂取することができるんです。
「αーリノレン酸」健康には欠かせない必須脂肪酸のひとつであり、他の食品にはほとんど含まれていないことから、いま、見直されている食材のひとつです!」

「ドレッシングもオススメで、寒暖差のある気候と山の水に育まれた美味しい余呉のコシヒカリと「えごまオイル」を生かした白い「お米ドレッシング」。

もう一つは余呉の在来種「山かぶ」を使った赤い「山かぶドレッシング」。

山かぶは古くから焼畑農法で栽培されてきました。
焼畑農業というのは、畑の表層を焼いて土の栄養価を高める農業のことで、肥料が乏しい山間地だからこそ生み出された農業
そうゆう土地で「えごま」や「山かぶ」を作ってきたのが余呉の農業のなんです。

「山カブ」は地元の人だけがお漬物のにしていたものを多くの人に食べてもらうため、ドレッシングにしました!」

・・・と、野村さんの商品に対する思いと知識は相当アツい。


その想いに惹きつけられるように最近では、特産品開発の要請も多いと言います。
いま、目下取り組んでいるのが小谷地区で生産されている「和りんご」。

西洋リンゴとは違い、梅の実ほどの大きさしかなく、生食に向いたリンゴとは言い難い商品。
それを、無添加のスプレット(パンやクラッカーなどに塗る「塗り物」のこと。)に加工しテスト販売を行なっているそう。
今後も和リンゴの愛好会グループと、地元農業高校のコラボ企画をするなど、取り組みに精力的です。


今回のイベントでは、みやまの物語協議会で商品開発を進める「女将のさんしょくもち」の試食とアンケートを行いました。



お餅は3地域の女将が集まり、それぞれの地域の産品を利用し試作を繰り返し、最終味を整える段階では大手和菓子メーカーの協力も依頼し完成度を上げた商品。
開発中のお餅は、「よもぎ餅」「山椒と胡桃みそ餡の餅」「山かぶもち」の3種類(いずれも仮称)。
どれも、いつ市場に出ても良いくらいの完成度となっています。

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