その後、このような動きを各自バラバラでやるのではなく、
３つの山で活動するそれぞれが協力し合い、一緒に何かできないかという発案が元で「みやまのものがたり」の誕生につながります。
「秋の実りが終わって田んぼのに匂いがする季節が一番好きです。
晩秋の少し前「雪が降るのかなぁ」のとちょっと前で月が綺麗な頃。
少し、心さみしいけどもその季節に山里に漂う独特の匂いが大好きです。あとは、春の最初の頃もいいです。
その魅力を知っているので実は桜はあまり好きではない（笑）
花見しているとなんかさみしく感じるんですよ。
一瞬で消えていく咲き誇る花よりも、地面に落ちている桜の方が美しく感じる。
満開の桜は潔すぎて、目の当たりにするとなんかさみしい。
落葉した後に見えるナナカマドの景色、
新緑の時期に枯れた木から始まるような一瞬の季節。
昴色の深い空の色。田舎はいいなぁと感じる季節です。」
五感でフルに感じる自然。それがいちばんの魅力だと長治さんはいいます。
与えられるよりも、自ら価値を見つける時代に「みやまのものがたり」が発信しようとしている「再発見の価値」。
それは「足るを知る」ところから始まるのかもしれません。
山で暮らすこと、山と暮らすこと。
それぞれが思う「みやまものがたり」をお届けします。
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