インタビューを行った当日は滋賀県の森林イベント「山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会2018」開催日。
みやまのものがたり協議会も新商品「女将のさんしょくもち」の試食会とアンケート調査を実施し、多くの人で賑わっていました。
自然を相手に一箇所だけでの活動というのは、実は「弱い」。
森林や自然に触れて楽しんでもらうためには、一つの地域の団体だけが頑張っても効果が薄いと、ウッディパル余呉の前川マネージャーは言います。
「山や自然は人の都合でコントロールできるものではないので、例えばウッディパル余呉が蛍の見頃を迎えたとしても、そのときにここに来れない人は見ることができない。
そうゆうときに、他地域でがんばる団体が協力して蛍の鑑賞イベントを開催することで、この場所で蛍が見れなくても、他の場所を紹介することができる。
桜のお花見時期や紅葉の季節、田植えの体験なども、山が違うだけで微妙に時期も違うので連携することで多くのお客さんに楽しんでいただけます。
自然を相手に一箇所だけでの活動というのは、実は「弱い」のです。」
モノからコトへ消費が大きく変わってきている時代に、各地域で活動する団体がチームを組みより多くの方に「体験」を贈りたいという思いは強い。
大阪から2時間で行ける大自然をPRしていきたい
「以前、開催したモニター体験からのリピーターさんも出てきました。
余呉は山奥ですが大阪から2時間で到着できます。
難波まで歩いて行ける人が2時間後にはこの場所に来れるアクセスの良さももっとPRしたい。」
山の暮らしを体験を通じて伝える場合、PRのやり方も山で暮らしている人がしっかりと集まって一緒に行うことが、多面的な情報となり今まで興味を持っていなかった方に何かを届けるきっかけになると考える前川マネージャー。
今は3社で協力しているみやまの物語協議会だが、今後は考えを同じくする人が多く参加してくれればと考えています。